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Thu2015.03.12

サダナンダ先生の病院 最後に

帰国して3日経ちました。
まだ、BSDTホスピタルの治療効果をジャッジできるわけではありませんが、先に体験記をUPしました。

病院の体制には腹が立ってますが、日常私達の世話をしてくれたマウシーさん(メイドさんみたいな人達)達は、英語も喋れないけど、いろいろと気付いてくれて、とてもお世話になりました。
私の担当のスラクシャナ先生は、ドクターの中では一番トリートメントが上手のようでした。後半は彼女とトリートメント中にいろんな話もして、決して彼女のことを嫌いではないけど、やはり上の言いなりで、信頼できるーとまではいきませんでした。

スクマール先生は、サダナンダ先生に比べたら、本当に感じが良かったけれど、経営の方が忙しくて、基本は患者を診ないようなので、インドまで行っても普通は診てもらえないんだと思います。

多分、BSDTだけが酷いのではなく、これがインドのアーユルヴェーダ・ホスピタルのスタンダードだと思います。
コテージや病室の状態よりも、トリートメント・ルームの汚さが気になりました。スチームバスは蒸気で傷みも早いんでしょう。病棟のトイレの窓は割れたまま放置されています。
こういうことは、ある程度の清潔さがないとストレスになる日本人には、なかなか辛い体験です。何日かは我慢できても、3週間となると、最低限の施設の快適さは必須です。商業施設的要素を持つ、病院ではない治療施設の方が、やはりメンテナンスには気を使っています。
スクマール先生は、施設がリニューアルしても、今の値段と変わらずに滞在できるーと言っていましたが、どうなるんでしょうね?建物が新しくなっても、メンテしなければ、すぐに汚くなるのがインドの建物だし。
また、本当に値段が変わらないとしたら、私は最悪のタイミングで行ったということです。

病院を出てすぐに、鼻の下に結構大きい吹き出物が出現。パンチャカルマ後にこれって、消化不良??しかも便秘気味だったので、トリファラ飲んだり、ひまし油飲んだりして自分で改善しました。
2年前にIVACで行った18日間パンチャカルマとは大きな違いです。
この後も奇跡が起きるとは思えないので、今回はガッカリな結果です。

「ワゴリのサダナンダ先生の病院」で検索すると出てくる他の方のブログには、良いことしか書かれていないようですが、すでに15年以上前のものも多く、その時は今と治療法も対応も大分違うようです。多分、施設もまだキレイだったのでしょう。また、「信じるものは救われる」的な効果も大きいと思います。
この後、少しでも「良かった」と思えることが出てきたら、また報告します。
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Thu2015.03.12

サダナンダ先生の病院 13日目

BSDTホスピタルに来てから、結局サナダンダ先生には診てもらえず、怒り心頭だったので、「少なくとも、息子のスクマール先生には一回くらい脈診してもらわないと!」と、毎日毎日「日本でも診てもらったから、スクマール先生に会わせろ!」としつこく頼んだお陰で、やっと13日目に再会。

スクマール先生は普段は病棟にはいません。今は施設のリニューアルを控えていて飛び回っているそうです。再会した時は「忙しくて来れなかった。ゴメンなさい」と謝ってくれました。サダナンダ先生とは全然違います。

スクマール先生は「脈診て下さい」って言ったら、すぐに左手を取って脈診してくれましたよ。聞けば、何でも答えてくれるし。
なので、スクマール先生に今まで疑問を抱いていたことを全てぶつけ、いろいろと解説をして頂きました。日本で言われたことが改善しつつあるかとか、足腰の痛み、手首の痛みの状態はどうか、それを治すのには何が必要かとか、今回どんな治療をされてるのか、まとめて聞きました。

スクマール先生は、脈を診た途端に「いいじゃん?」みたいな顔しましたけど、まあ今はかなりいい感じになっている様子。は~~、ここでいろんなことに耐えた甲斐があったわ。高かったヴァータも大分落ち着いたようです。最初の週は、病院への不満でますますヴァータ悪化させちゃったから。こんな劣悪な環境でも、私の状態は良くなっているのね・・・・・

病棟に残っていた他の日本人の患者さん達も、もちろん診てもらいました。まあ、皆、それなりに納得することを言ってもらったみたいで、とりあえずスクマール先生の診断には満足。翌日帰国する人もいたので、なんとか捕まえられて良かったです。皆、今まで不完全燃焼だったもんね。

この病院、私が到着した時には、コテージに2人(私含む)、病棟に4人と、計6人も日本人が居たんです。この時期に、6人の日本人が全員3週間(4週間滞在者も!)滞在してるなんて、日本人で大繁盛!ドクター・サダナンダの日本営業大成功ですわ~。
ここでの入院経験を記録した既存のブログなどには、悪いことは一切書いてなかったので、私も気軽に来ちゃったけど、私は人には勧めませんから。

まあ、ここの全てを否定するわけでないですよ。
ここはあくまで病院なので、ヨガがないのが普通だろうし、私の経験から言っても、アーユルヴェーダのドクターは体質のこととか、今の状態とか、トリートメントの効果とか、こちらから聞かない限り説明はしてくれません。
いろいろな施設を知っている私には全く物足りないけど、「アビヤンガ〓スチームバス〓浣腸」というセットはパンチャカルマの王道で、まあ特に批判されることはないんだと思う。

ただ、施設やトリートメント・ルームのクオリティを考えると、やっぱり値段に釣り合わない。今まで一度だけ病院に滞在したけど、その時はロコ値段だったから、激安だった。でも、その時も「どんなに安くても、もう病院は嫌だ」と思ったし。それを忘れて、サダナンダ先生の病院だし、高いんだから他とは違うはずーと勝手な期待をした私が完全に馬鹿でした。

そして、チープな施設でも、大切にされてる感があれば癒されるけど、ここはかなり事務的で、患者よりも病院の都合を優先されてる感がありあり。
特にお金絡みのことは何でも素早く、端数が出たらすべて切り上げて請求が来るほどしっかりしてるのに、他のことはグダグダ。この病院が何を大切にしてるか、これでよく分かりました。

組織が大きくて、ドクターもわんさか居るから、毎回違うドクターに同じことを聞かれて、何度も説明しなきゃいけなかったり。でも結局すべてを主任ドクターが決めるので、他のドクターに言ったことは全く治療に反映されない。そして、主任に何を訴えても「浣腸で治る」。これにも相当イライラしました。

極めつけは、サダナンダ先生がほぼ不在。居ても、頼み込まなければ診てもくれないーってこと。これは致命的だわね。
(最後にまた決定的な出来事があり、私の「2度とコイツには会わん!」という決心が固まりました)

諸々の不満は私だけが感じたことではなく、他の滞在者の皆さんも同じ感想でした。ただ、3週間も治療すれば、それなりの結果は出るので、来たのが無駄だったとは言いません。帰国する時には、ある程度満足はして出発できると思います。でも、それはどこの施設でも出せる結果で、決してこの病院の手柄ではないです。それなら、同じ値段で、もっともっと居心地が良くて、いっぱいトリートメントもしてくれて、ヨガも瞑想も無料でついてくる、IVACみたいな施設の方が全然いい。ハッキリ言って、比べものにならないです、ここは。

ちなみに、コテージのリニューアルと新しい病棟建設が控えていて、3ヶ月後には、無料のヨガもつく新しいプログラムに生まれ変わるそうです。私がツアーをやっていると言ったら、スクマール先生が建設中の病棟を案内してくれましたけど、施設が新しくなるからと言って、ここの根本体質が変わるワケではないと思うので、私はもう来るつもりはありません。

とりあえず、あと1週間で終了なので、なんとか頑張る。嫌なことは時間が経つのが遅いって言うけど、ホント。もう1日が長過ぎる。本当に早く帰りたい。毎回言ってるな、これ・・・・・

**私が退院する前日に、オーストラリアから帰国したサダナンダ先生が突然病室に現れたので、ここぞとばかりに「明日ここを出るので、可能なら脈を診て頂けますか?」とお願いしたところ、「1時間後にムンバイに行くから。また日本で」と言われて、結局頼んでも診てはくれませんでした。
私はこんなとこまでわざわざアンタを拝みに来たんじゃないんだよ!!

Thu2015.03.12

サダナンダ先生の病院 12日目

今日は12日目。半分を越えたのに「あ~~、まだまだ先は長い・・・・・」とため息。
カティバスティを5日続けてやってもらって、腰の調子も、そこから始まった神経痛的な痛みもかなり良くなったけど、今度は手首の痛みが復活。主任のGayal先生には「あなたは毎日毎日どこかが新しく痛くなりますね~」と言われてます。でも、湿布してほしいと訴えたら、「そんなことをしなくても、浣腸で治ります」と一蹴されました。ここは「浣腸さえしてりゃいい」というポリシーなんだよね。トリートメントは最小限だし。

他の入院患者さんにも聞きましたが、何週間居ようと、ここは「アビヤンガ〓スチームバス〓浣腸」のセットと、7~14日のごくごく短い500mlシロダーラが入るのみ。私がやってるカティバスティなんてあり得ないみたい。

でも、カティバスティだって、なんと!!カティバスティやりながら、さっさとアビヤンガ始めちゃうんでビックリ!& 超ガッカリ・・・・・・
カティバスティは、腰の部分に小麦粉でサークルを作って、サークルの中に温めた薬用オイルを入れるんだけど、サークルも小さいし、それで足先から雑にマッサージを始めるんで、腰の辺りは常に揺れていて落ち着かない。初日は、マッサージ中にサークルからオイルがこぼれちゃったけど、そしたらそれで終わりにされた。
今まで数々の施設・病院で治療を受けてきたけど、こんないい加減な施術は本当に初めてですよ。

なので、トリートメントの少なさや時間の短さに不満を言ったら、担当のスラクシャナ先生が「浣腸の効き目が、治療の半分以上だから。毎日の浣腸がいろんな症状を改善するのよ。(だから、他のことは需要ではない)」ってな発言。でもさ~、滞在半分過ぎたけど、何でもかんでも浣腸で治りつつあるって、全く実感できないけどね。

それより、自然な便通がないのがすごく気になる。浣腸したら出るけど、それでも全然スッキリ感がないのさ。毎日快便だったのに、ここで浣腸始まってから便秘気味って、どういうことですかね~????
これも、同じことを入院患者全員言ってたよ、私だけじゃない。

午前中の早い時間に3点セットのトリートメントが30分くらいで終わったら、あとは何度かトイレに通って、全てのイベントが終了。ヨガもプラナヤマもないし、劇的に退屈です。これが3週間って、地獄です。
私は前半は1泊200ドルのコテージ、後半から100ドルの病棟内のセミプライベート・スペースに移ったけど、病棟では他の日本人の患者さん達と話をするから、今は少しは暇もつぶせてます。

1泊200ドルのコテージは一戸建て。隣がトリートメント・ルーム。病棟よりは綺麗だけど、やっぱりボロくて部屋は暑いし、窓を開けるとあっという間に土埃で部屋中埃っぽくなっちゃう。
100ドルの病棟は、ボロい・汚い・うるさい。トイレの窓なんか割れてても放置。でもだからって、倍払ってコテージに戻りたいとは思いませんでした。コテージに200ドルの価値を感じない。っていうか、これ以上ふんだくられてたまるか!ーって思わされちゃったから。ロコの患者もいるけど、同じ料金じゃない。

前に1週間だけ入院したコーチンのKAPLアーユルヴェーダ・ホスピタルはロコと同じ値段でしたよ。だってロコと同じ内容の治療だもん。当たり前だよね。
ここは、取れる所からふんだくるーってのが見え見え。薬の値段とかも外人値段。ロコの患者がリスト見て、高くてビックリしてたってさ!

とりあえず、1日出発を早めて、最後のトリートメントが終わり次第Pune市内のTAJに移れるよう予約したところ。帰る日が待ち遠しい!!
とにかく、早く終わってくれー!!

Thu2015.03.12

サダナンダ先生の病院 第2週目

BSDTホスピタル 第2週目

入院4日目から、シロダーラが始まったんだけど、これがまた短くて、多分5分かかってない。なんだろうね~、これって。やっぱりケチなん?? 担当ドクターに時間聞いたら「時間じゃなくて、500mlの指示なので」って言われた。
指示してるのは主任なので、またまた主任に直訴!「シロダーラをもっと長くして下さい。せめて1リットル!」。そしたら「なんで??」って私に聞くから、「私は考え過ぎて頭が疲れてるから、500mlじゃ足りなくてリラックスまでいかない」って答えましたよ。

1週目に「脚痛い。腰痛い。毎日酷くなる~!良くなる感じがしない~!」って毎日ゴネて、「私、まだまだヴァータがすごく高いでしょ?」って回診の時に聞いたら、「あなたが考え過ぎるからですよ。何も考えずにリラックスしないと」と毎度言われた。
そんなことは分かっとるわいっ!! ここの治療に疑問があって、いろんな対応にイライラするから、いろいろ考えるし。だからヴァータが上がってんだよ、私は!
ーという前フリがあったので、主任もシロダーラ1リットルには渋々合意。2週目からは、若干長いシロダーラとなりました。でもさ~、去年行ったヒマラヤANANDAはシロダーラ2リットルだったから、まだ全然足りませんよ。
ただ、短いとはいえ、14日間続けてシロダーラなので、少しは効くでしょうーと祈る。
(最終的には効果を感じなかった、やっぱり)

カティバスティ( 腰に小麦粉の壁を作って、温めた薬用オイルを入れる治療) も始まって、腰は少し楽になりました。じわ~~んと効いてます。これだけ即効性あるんだから、ホントにとっととやって欲しかった。
(でも、カティバスティの驚く話がまだありまっせ~)

2週目に入るあたりで、やっと腰から脚にかけての神経痛的な痛みがなくなってきたので、気持ちもやっと上向きになったし。
今回が初めての体験だったけど、神経痛はず~~~っとピリピリ痛いから、本当に不快です。治らなかったらどうしようーって、結構不安だったわ。
なんか、そういう心情をちゃんと理解して欲しいんだけど、ここは患者の気持ちとかどうでもいいらしい。

先週は不満と不安でいっぱいで、誰とも話す気力もなく部屋にこもってたので、「なんとか明るい気持ちにさせなきゃ」と思われたらしく、担当のドクター達から「他の日本人は皆仲良く話してるから、あれに加わりなさいよ」とか「隣の部屋の人と話したら?」とか、「部屋にこもってないで、外の自然を楽しんできたら?」とか、まあいろいろアドバイスされましたよ。若いドクターには「何をずっと考えてるの?それを表に出して、皆にシェアしたらどう?ポジティブにならなきゃダメよ」とか説教される始末。

いやー、外の自然って、この土埃舞い上がる荒れ果てた、何の手入れもしてない草むらのことかしら??
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シロダーラ中は、なるべく安静に、人と話もせず過ごすのが適切じゃないんだっけ??
お前の言うポジティブってのは、痛みを堪えて無理して明るく振る舞うことか?
と、ツッコミどころ満載でした。
「ポジティブになれ」って説教は、ホントに単純でバカだ。ネガ・ポジはすべて人のジャッジだし、あらゆるものにネガティブな側面とポジティブな側面があるんだから、ネガティブを否定して避けても、無くなるわけではないから、溜まってやがて爆発するし。Be positiveじゃなくて、「be 平常心」なんだよ!!

あ~~~、修行好きな自分を呪うわ、今回は。ホントに早く帰りたい。

Thu2015.03.12

サダナンダ先生の病院 第1週目

BSDTホスピタル第1週目

ジャイプールでの仕事を終えて、ワゴリというインド西部の村(町?)に移りました。脈診の名医と言われるサダナンダ先生のアーユルヴェーダ・ホスピタルBSDTに、3週間のパンチャカルマにやって来たのです。

「よっしゃー、2年分の毒素出すぞー!」と本当に楽しみにして来たのに、第1週目はスチームバスまで含めて、1日たった30分という、メチャクチャ物足りないトリートメント。しかも、初日から訴えているヨガで傷めた足腰のケアは完全に無視されて、腰痛も脚の筋の痛みも、毎日酷くなる一方でした。

なにより一番腹立ったのは、サダナンダ先生がたった一度の脈診もしないで、「コンニチワ」「アリガトウ」って挨拶だけでオーストラリアに行っちまったこと。「てめー、もう帰ってくんな!」と思ってもいいよね?ここ、病院だけど、全然病院値段じゃないから、文句も言わせてもらうわさ。お前は外国に客引きに行くだけかい??

サダナンダ先生が不在になるのは聞いてたけど、回診に来るなら、脈診るだろ??日本語で「アリガトウ」って、「ここまでお金落としに来てくれてアリガトウ」としか聞こえなかった。
後から、先に入院中の日本人の患者さんに聞いたら、「先生!脈診して!して!!」ってゴリゴリ行かないと、ここでは脈診しないんだって。でも、ゴリ押しして診てもらった人は一人だけ。他の患者さん達4人は一回も脈診してもらえず、「インドまで来て、サダナンダ先生が一回も脈診してくれないなんて・・・・」と意気消沈してました。

でも、脈診しないのはサダナンダ先生だけじゃない。主任のGayal先生始め、ドクター達は脈の話なんか全然しない。
私がツアーやってるIVACやバーベリンは、病院じゃなくて施設だけど、毎回脈診しますけど〜。着いた時にどんなドーシャの状態で、どれだけ毒素溜まってるかとか聞きたいし、退院する時にどれだけ改善したかとか分からずに帰るなんて、あり得ん!!

もう退院という時に、意を決して「私のドーシャタイプを教えて下さい」と主任のGayal先生に訴えた日本人の患者さんは、「それを知りたいなら、質問票に答えてくれればタイプを特定します」と言われてました。それなら自己診断と変わらないわな。
これ、全部事実です。

「サダナンダ先生は日本で別料金を払わないと、脈は診ないってことだよね」と入院中の日本人同志で話していました。
脈診の名医が治療に携わってくれるのを期待して、いつものIVACではなく、わざわざワゴリまで来た私は、騙されたような気分になりました。

でも、元々インドでは「期待」ってものは持っちゃいけないんだった。
結局、ここもインド・スタンダード・レベルってこと。値段は外人値段ですけどね。

初日からアビヤンガ、スチームバスという内容でトリートメントはスタートしたけど、全部で30分もかからない、とんでもなく短いトリートメント。マッサージは体の表裏で速攻終了だったので「え?ホントにこれで終わり??」って、初日はベッドの上で呆然でした。
いつも行くマイソールのIVACは、椅子に座ってのヘッドマッサージから始まって、首・肩・背中までやった後、ベッドに上がってまず顔、そして体の表・右サイド・裏・左サイド、もう一回表だから、マッサージだけで1時間以上かけるし。今までいろんな所でマッサージ受けたけど、間違いなく、ここが最短記録。

それとここは、マッサージは全部ドクター達がやるんですが、これが微妙。ハッキリ言って、IVACの熟練セラピストの方が技術も心遣いもはるかに上。ここのドクター達のマッサージは、プロのセラピストの技術じゃない。ドクターの研修って感じ。

さて、ここで治療の要になっているのは、初日から最終日まで欠かさずやる浣腸。ここでは、これが「パンチャカルマ」(アーユルヴェーダの毒素排出療法)ということらしい。ただただ毎日ひたすら浣腸の日々。少量のオイルの浣腸の合間に薬草液を大量注入する浣腸も加わって、ただただ浣腸・浣腸、また浣腸・・・・・・・。
聞いたところでは、最終週は毎日、薬草液大量の浣腸だって。
3週間も浣腸され続けたら、自分で出す力がなくなるんじゃないの??浣腸は決して気持ちいいものじゃないから、ホントに毎日憂鬱でした。

先月のヨガで傷めた脚の筋は相変わらず痛いし、半年以上前に転んで傷つけた腿の筋肉は更に痛みを増してるし、腰の痛みも広範囲に広がってるっってのに、ここはポリキリ( ハーブボールのタッピング治療)もカティバスティ(腰の集中治療) もなし。一体どういうことなんだろうね??
カティバスティは、腰痛ある人に必ずやるようなポピュラーな治療だと思っていたので、到着後すぐに「脚の痛みも腰からきているので、すぐにカティバスティはやって欲しい」とリクエストしていましたが、完全に無視。 なんだか「面倒なことはやりたくない」って雰囲気も感じました。

足腰は毎日痛みが増していたので、4日目には自己判断で持参していたロキソニン・テープを腰と膝裏に貼って寝ました。
翌日の主任回診の時に「今日はどう?」と聞かれたので、「もう痛みに耐えられなくて、寝る前にロキソニン・テープ貼ったので、今は痛くないです」と答えたら、さすがに2週目からはカティバスティをやることになりました。主任が「じゃあ2週目はシロダーラなしで、カティバスティを」って、ヒンディー語で下っ端ドクターに指示したのは聞き逃さず、「いえ!頭も疲れてるので、シロダーラは絶対必要。どっちかじゃなくて両方!!」とゴリ押しして勝ち取りました。ったくさ〜、いちいちケチってる感あるんだけど、なに??

最初の3日間で、「これじゃ治療にならん!返金交渉して、今からでもIVACに移ろう!」と思いましたが、アーユルヴェーダは最終的には結果を出してくれる治療法。せっかくここまで来たので、我慢して病院治療を経験することにします。毎日の浣腸がどんな結果を出すかを見届けるために、3週間我慢してみます。