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Thu2012.11.29

東京のど真ん中

トランクショーを終えて、自宅に戻りました。
ホテル、どことは言えませんけど、良かった~!
テラスから見える景色に、来て下さった方々が一様にビックリ!!
皇居も富士山も東京タワーも見えちゃうなんて。

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東京のど真ん中に、このスペース!黄色や紅に木々が色づいています。
右手の森の中に見える緑の屋根が皇居です。


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夕暮れ時はこんな感じ
こうして見ると、東京ってホントにキレイ!!


21階なのに、テラスに出られる!
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初日の夜は、友人が遊びに来ていたので、寒かったけど外で夜お茶しました。クラブラウンジでシャンパンしこたま飲んだ後だったので、冷気が気持ち良かったです。

今回は、スイートではなく普通のお部屋でしたが、クラブフロアにしたので、朝食・アフタヌーンティ・アペリティフはクラブ・ラウンジで。
ホテル滞在の朝食は、いつも楽しみ。
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まずは、フルーツ。ブルーベリーとみかんにパイナップル。シリアルもオールブランを中心にプルーンなどを頂きます。
アーユルヴェーダ的にはダメな朝食例  寒くなってきたので、お腹を冷やすものはダメですが、ちょっとの間は大目に見る。

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その後、サラダ、温野菜、スクランブルエッグ。卵は家では食べませんが、ホテルに滞在する時は食べちゃいます。

残念ながら、ジムやスパに行くヒマはなかったので、お部屋とラウンジだけでしたが、このロケーション、今一番人気なのは誰もが納得です。
1Fのお堀端のテラスも、外ですが暖房を入れて冬でも営業するそうです。次回はまたランチにでも来てみようかな。かなり前に予約入れないといけませんけどね~。
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Mon2012.11.26

サダナンダ先生の再診

ジュエリー展示会のため、都内のホテルに滞在中。
なんだけど、先週金曜日はサダナンダ先生の再診を受けたので、書いておかないと。

まさか、こんなに早く日本で、サダナンダ先生の脈診を再度受けられるとは思わず、まずはビックリ。
7月に初診で診て頂いた時、「エネルギーがとても低い状態」と言われ、パンチャカルマ(アーユルヴェーダの体内浄化法)を受ける体力もないと、断られてしまった私・・・・・・・

あれから5ヶ月経ちました。
その間、蓮村先生とサダナンダ先生に指導されたことを、そこそこ頑張りました。
そこそこーというのは、最初の2ヶ月くらいはかなり忠実に実行し、その後ゆるゆるとフェードアウトしてしまったのでね。皆様もご存知の通り。

今回、脈をとったサダナンダ先生は「少しづつ良くなってはいますね。肝臓の調子が良くなってきたので、消化力が上がってきたと思いますよ。でも、まだまだエネルギーは低いです」だって〜。
そしてやっぱり、ストレス・レベルが高いと言われました。
まあ、自分がどんだけストレス溜めてるかは、ヴィパッサナーでしっかり自覚できたしね。

なので、サダナンダ先生にも「どうしたら、溜まったストレスを無くせるんですか?」と聞いてみたら、先生は少し考えた後、な〜んと「一生懸命仕事をしなさい」だって!!
そんなこと、初めて言われました。
その後、「リラックスするために、音楽を聞いたり、ヨガやプラナヤマをするのもいい」とも言われましたが。

私は、今は、毎日オフィスに出る必要もなく、時々インドに出張し、たまにジュエリーの展示会やアーユルヴェーダのツアーを開催するくらいの楽なペースで仕事をしているので、基本的に体が疲労することはありません。
でも、サダナンダ先生に言わせると「あなたは、会社を二つ三つ回せるパワーを本来持っているのに、今はパワーがないからそこまでできていないのです」ということらしいのです。

やらなさ過ぎもストレスを溜める=何事も、本来の自分らしくないと、ストレスが生ずるーということなのでしょうか?

まあ、とにかく、今の私は、アーユルヴェーダ的食事法とヴィパッサナー瞑想で、体の中で塊となってしまったストレスを減らしていくことをせっせとやるしかございません。
パンチャカルマについては、OKが出ました!
すぐには行けないけど、なるべく早い時期に3週間、先生のホスピタルに入院してきたいと思います。
蓮村先生のところにも行かないとな〜





Sun2012.11.18

いろいろ、お知らせ

ぐっと寒くなりましたね~
今週から外出時は、コートを着ています。私、コート大好きなので、寒いのは嫌だけど、コートが着られるのは嬉しい!
とりあえず、今年の新作としては、DUVETICAのグレーの膝丈ダウンコートを買いました。メチャクチャあったかなので、今はまだ着れませんが、今年の冬は寒くなりそうだから活躍間違いなしです。

DUVETICAは「家政婦のミタ」さんが着ていたダウンだそうで、人気再燃中らしい。
モンクレーより柔らかくて、サイズも小さく、シルエットがキレイです。
これでロングダウンは3着目。ダウンはかなり寒くなってから着ることになるので、やはりショート丈よりロング(膝丈)の方がヘビロテになりますね。真冬になると、近所もお出掛けもいっつも同じロングダウン―ってなことになりかねないので、気を引き締めていろんなコートを着まくるぞ!!

ところで、10月28日に「アーユルヴェーダツアー8 体験談」UPのお知らせを皆さんにメールしたのですが、瞑想合宿から戻ったら返ってきていました
すでにお読み頂いたかもしれませんが、改めて。
http://www.oishi-atsuko.com/project/taiken08.html
次回のツアーは2013年GWです。インドのIVACに行きますので、興味のある方は、是非ご一緒しましょう。

そして、今週土曜日からは、今年最後のジュエリー・トランクショーを開催します。
11月24日(土)夕方~ 28日(水)午前中まで。
25日(日)、26日(月)、27日(火)は終日開催です。
こちらもご予約受付中ですので、土日ご希望の方は早目に連絡下さいね。
http://www.oishi-atsuko.com/form/index.html
初めての方も、どうぞお気軽に。
「買うまで出さねぇ~!」的なことは一切ございませんので、安心してお越し下さい

では、急な寒さに負けないよう、体の中から温まる食事で、初冬を乗り切りましょう!

Wed2012.11.14

ヴィパッサナー瞑想での気付き(3)

帰宅して、6日が過ぎました。瞑想続けてます(当たり前だけど・・・)。
やっぱり今までは、本当の「3日坊主」でしたね~  いつも最初はテンション高いんですけど、すぐに萎んでフェイドアウト。
今回は平常心を学んできたお蔭で、何事につけ、慌てず動じず、かなり淡々としています。
まあ、いつまで続くかわかりませんけど、できるだけこの状態で

そして、気付き(3)でございます。

10日間の合宿、4日目のお昼過ぎまでは、鼻から吸う息と吐く息を観察する「アーナーパーナ瞑想」をひたすらやります。
ホントに呼吸の観察だけ。息も全くのコントロールなしで、自然呼吸。これで集中力を養います。雑念がなるべく少なくなるようにする訓練です。
こう書くと「そんな退屈なこと、よくできるな」と思うでしょ? 私も、人のブログ読んで、そう思ってました。
でも、なかなか奥が深い。これ10日間ずっとやっても悪くない感じです。 

そして4日目の午後から、いよいよ「ヴィパッサナー瞑想」が始まります。
ゴエンカ氏の誘導(テープ)に従って、言われた通りにやってみると、意識を当てていない体のあちこちに激痛が走りました。左足の甲にはグサッとナイフを突き立てられたような痛み。右の首筋から頭頂に抜ける長く鋭い矢が通っているような痛み。もうず~~~っと体のそこかしこで「いててて・・・・・・」って感じです
瞑想時間が終わる頃には、すべての痛みが消えていましたが、あまりに強烈でグッタリしてしまい、しばらく立ち上がれなかったくらい。
「これからはこんなハードな痛みが出続けるのかしら?」と思いましたが、この後はそんな激しい瞑想にはならず、ひたすら体に出てくる感覚を感じ取ることに集中しました。

コースも終盤の8日目は、朝から夜まで1日中雨でした。
ダンマーディッチャは、静かな場所にあるので、車の音などは聞こえず、時折鳥の声が聞こえるくらいなのですが、雨が降ったその日は、瞑想中にカエルが鳴いていました。
ケロケロケロケロケロ・・・・・・・・・
「おっ!カエル、嬉しそう!」と思った私は、やったら幸せな気分になりました。カエルとの妙な一体感を感じたのです。

10日目の最後の瞑想は「愛と慈しみの瞑想」です。
ゴエンカ氏の言葉を聞きながら、私は「愛されたいと願う必要なんてないんだ。愛されようと頑張らなくてもいいんだ。ここに、こうして生まれてきたことだけで、私達生き物すべてが愛されているんだから」と思ったのです。

私達はすでに愛されている!誰から―とかじゃなく、愛されているからこそ、ここにいる!
ハートに温かいものが流れます。とても満たされた気分になりました。

愛されるために、私が作り続けてきた「こうでなければ」という様々な条件。すべての条件づけが「サンカーラ」です。愛されるために作った条件だったのに、それを人やものを裁くことに使い続け、条件ばかりがどんどん増えていきました。
私が一番大切にしていることは「自由」なのに、それで自分を思いっ切り不自由にしていました。
そんな条件付けは、キッパリ止めます。
決めたら、もうない―とはいかないので、体の中の鉄の塊が柔らかくなる日、やがては消える日を迎えるまで、心の浄化を続けていきたいと思います。
まずは、新しいサンカーラを作らないことが大事なので、反応しない!平常心!

ヴィパッサナーは心の浄化、アーユルヴェーダは体の浄化です。
心と体は繋がっているので、心が浄化されれば体も浄化されるし、その反対もあります。
私の場合、自分の心と体の繋がりも大分薄れていたんでしょうね。それじゃ、体の浄化が進んでも、心まで溶かせません。

一度に複数のことをやらずに、ひとつのことだけを意識して感じてみる。
それが「今」というこの瞬間を生きることになります。今に生きているつもりで、頭は過去と未来のことばかり考えていますが、それを止めるのが、「今、これをしている」と意識すること。
これが、まさに私がコースに来た目的でした。「今」に生きる感覚を、しっかりと体感できるようになること

コースの後半から、私達のお世話をして下さるボランティアの古い生徒さん達に対する感謝が溢れ出てきました。
瞑想中に抜け出してお手洗いに行くと、コースマネージャーの方がトイレの掃除をしていたり、食事時間の前には何度も重いお鍋を運んでいたり。そんな光景を見るにつけ、本当に頭が下がりました。

実際、コースは完璧なオーガナイズでした。食事も絶対に足りなくなることはなく、前の日の余りものは次の日にちょっと形を変えて出たりしましたし、お料理の種類も味も、10日間楽しめるほどレベルが高かったです。朝のパンは天然酵母のブラウンブレッドだし、お茶にそえられたお砂糖は多分てんさい糖。ここまで気を使って頂けるとは思わなかったので、もう感激でした~!
これが、無料ですからね。感謝してもし切れるものではありません。当然、寄付したい気持ちになるし、奉仕スタッフとしてコースに参加したい気持ちにもなります。
次回が楽しみです。

以上がヴィパッサナー10日間コースのレポートです。
体験は、人それぞれですので、ご参考までに。このほかに、仕事のアイデアなんかも浮かんできました。本当に毎日がいろんな気付きの日々でした。
コースを開催して下さった皆様に心から感謝します。
ありがとうございました

Sun2012.11.11

ヴィパッサナー瞑想での気付き(2)

朝晩1時間ずつの瞑想はこなしていますが、やはりダンマーディッチャに居た時ほどの研ぎ澄まされた感覚にはなりません。
私の場合、腕と膝下以外はほとんど鉄の塊状態(長年の心の汚れが溜まって圧縮されて、ついに鉄のような硬さまでになってしまいました)なのも、感覚が弱い原因かと思います。
まあ、仕方ない。それが「私」。

ところで、10日間の合宿から戻ったら体脂肪が3%近く減ってました
食事はいつもとあまり変わりがなく、ヨガさえ禁止で、体を動かすことが一切なかったので、体脂肪が増えたのでは?―と思っていたのですが、結果は正反対。
医学的にも、体の毒素は脂肪の中に溜まりやすいと言いますから、瞑想で心の毒素が取れて、体脂肪が減ったのかも!3%分もメンタル・アーマ(毒素)が減ったなら、スゲ~~~!!


さて、気付き(2)です。

心の空白を埋めるために、外から何でもかんでも取り込んでいた私。
取り込んだ情報すべてに、瞬時に優劣のジャッジを下していました。でも、そのほとんどが「これは劣っている」「これは嫌だ」というネガティブな方。
劣っているものを集めるクセは、自分が何よりも優位に立つため。
愛されるためには、何より(対象は人・物両方)も優れていなければいけない―と思い込んでいたのです。

裏を返せば、「私は優れたものしか愛さない、劣ったものは必要ないから排除する」―ということです。
これやってると、心のスペースがどんどん狭くなって、息苦しくなってきます。PRオフィスをクローズする前の私がそうでした。
優れたものを認めてしまうと、自分が劣ったものになり、これまた愛されなくなるので、優れたものも排除してしまいます。気がついたら、自分一人。

この偏ったジャッジ癖。もちろん、まだ残ってました。
合宿メンバーとは10日目の朝まで「聖なる沈黙」といって、言葉を交わすことは当然、目を合わせることさえ禁止です。でも、宿舎ではお布団一枚分のスペースで隣り合わせの集団生活です。
沈黙でもプライバシーはないので、もう目に入る誰もが、すべて気に入りません。多分、ほとんどの人を「嫌」だとジャッジしています。

でも、3日目くらいに、ふと疑問がわきました。
「私が嫌悪を抱くこの人達を、いったい私は何故嫌いなんだ?」
そこには、なんの理由もないことに気付きました。
あるとすれば、プライバシーのないストレスくらいで、彼女達の資質には全く関係ないことです。
これに思い当たった時、「理由もなく嫌うのは、何がなんでも自分を優位に置いておきたいからだ」と気付きました。
また、「愛されたい」からです。

こんなに歪んだ性格になってしまったのは、多分母親が分かり易く愛情表現をしてくれなかったのが原因かと思いますが、それにも増して、私が自分で「優れていなければ、母親に愛されない。誰よりも優れた自分にならなければ」と、相当激しく思い込んだからだと、今回分かりました。
痛過ぎます・・・・・・

もう理由もなく、嫌悪のジャッジをするのを止める。まずそのままを受け入れる」と決めたら、皆が急に可愛く見えてきました。
スピ系のセミナーとかは、身なりにかまわない人とかも多いのですが、ここのメンバーはなかなかイマドキです。そして、沈黙ながら、うまく譲り合って、お互い支障のない生活をクリエイトする姿が美しい!
いきなり、この変わりっぷりです。

物事に嫌悪の感情を抱かないと、自分が楽なんだ―ということを、やっと実感できました。
まったく、不必要な負の感情を、今までどんだけ背負い続けてきたのか
そら、鉄の塊になるさ~
ホントに呆れるけど、これが「私」。

帰りの電車の中で、自分の前の席に座っている人達を見ながら、「これまでだったら、一人一人に『ネクタイ変』『髪型変』『口開けて寝てるのだらしない』とかなんとか、全員にダメ出ししてたわ、それも無意識に、自動的に。こわ~~~~」と思いました。
ホントにぞっとします
これ、絶対に戻らないようにします

Sat2012.11.10

ヴィパッサナー瞑想での気付き(1)

今朝は6:45に起床。
戻って初日の昨日も、同じく6:45に起きました。
実は、ダンマーディッチャ(千葉の瞑想センター)に居た時と同じ3時半にパキっと目が覚めるのですが、シャバでこの時間に起きちゃうと、1日の過ごし方をどうすりゃいいのさ~?-と悩みそうなので、もう一眠りしてます。

日常生活の中で朝夕1時間ずつ瞑想するよう言われていますが、それはもう喜んで!
今度はいつまで続くかわかりませんが、明らかに今までとは違う感覚があります。
だって、瞑想をする意味をハッキリ理解し、効果も即座に現れ、何より瞑想している時間が大切だと感じられるのですから・・・・


ダンマーディッチャでの10日間コースが始まって、まず気付いたのが、
私はとんでもない刺激中毒だということ。

「刺激」とは外から受けるもの。何かを見て反応する、聞いて反応する、五感が刺激を求めて絶え間なく動き続けます。外からのすべてのものを取り込むのに、無意識で必死になっていました。
最近「記憶できなくなった。忘れられるようになった」とブログに書きましたが、すべてを記憶していた理由は、自分の中の空白を埋めるために、外から絶えず何かを入れることが、私には必要だったのです。
記憶もそうですが、私の家の物の多さ、しかり。この家に引っ越して来る時、引っ越し業者に「お一人暮らしですが、ざっと普通の家族4人分くらいはありますね」と言われました。
自分の中が空っぽだから、物で埋め尽くす・・・・

家に居る時は、絶えずTVをつけていました。消すのは外出する時、お風呂に入る時、寝る時だけ。PC作業中も、食事時もつけっぱなしです。
TVの情報量とその種類は、刺激中毒には欠かせません。猟奇的な事件、悲惨な出来事、イケメンが出るドラマ、バカさと笑いで、絶好のヒマつぶし。
TVも麻薬で、つけっぱなしだと、ホントにつまんない番組も見出したら最後まで見る。毎週見る。昼間の再放送も欠かさず見る・・・・・・・   
朝起きたら、すぐにリモコンでスイッチON、外から戻ったら間髪入れずにON・・・・

ヴィパッサナー瞑想では、五感が何かをキャッチしても、いちいちそれに反応しないで平常心でいることを学んでいきます。
反応して、「嫌悪」(それを嫌だと思う気持ち)と「渇望」(それを好きだと感じて、もっとずっと欲しいと願う気持ち)が生じると、それが「執着」となり、「苦悩」となっていくからです。
自ら好んで、ずっと「反応」を求め続けていた私
ったく、なんなんだ~~~~~????!!!!!

それは寂しかったからです。愛されていると感じられなかったからです。

家に戻ってきて、しみじみ「あ~、物が多過ぎる」と思いました。散らかっているワケではありませんが、「なんだかゴチャゴチャしていて落ち着かない」―と感じました。改めて、どれだけの物で自分の中の空白を埋めようとしていたかを、考えさせられました。

とりあえず、TVを見るのは止めました。新聞をとっていないので、ニュースをごく短時間だけ。
昨日の朝、起きてからすぐにリモコンに手が伸びそうになって「習慣ってコワイな」と思いました。
合宿中に、「帰ったらTV雑誌を買って見たい番組だけチェックして、それだけ見るようにしよう」と考えていましたが、コンビニでTV雑誌を開いたら、買う気が失せました。びっしりと情報の嵐だったので。
コーヒーを淹れた時にTVをつけてみましたが、すぐに消しました。夜も同じ、つまんなきゃ消す。
家に静けさが戻ってきました。やっぱり心が落ち着きます。

一度に複数のことをするのも、心どこにも在らず。
今、していることを意識している―ただ、それだけ。
外から見たら、12日前と今、特に変化は見えないのでしょうが、私の心の中は全然違います。
平和です。
何かに反応しようとうする自分に、間髪入れずに「出た!」と突っ込むのが、今の楽しみです

Fri2012.11.09

ヴィパッサナ―瞑想から戻って

昨日の朝、10日間の瞑想合宿を終えて、家に戻りました。

とても有意義な10日間でしたが、ホントにマジで「THE修行」だった~
頭では分かって行ったつもりだったけど、ホントに1日10時間座禅するとは・・・・・
(HPにハッキリと書かれていたのに、案の定、いつものように気軽な気持ちでホイホイ行っちまった私
しかしながら、施設の小さな不便さや、座りっぱなしの体の痛みなんかは全然気にならなくなるほど、素晴らしい体験をして、無事シャバに戻りました。

蓮村先生に「瞑想しなさい」と言われ続けた理由が、本当によく分かりました。
私のメンタル・アーマ(毒素)の溜まりっぷりときたら、絶対地球イチ!今、自信を持って、そう言える。
自分の中に50年以上、毎分毎秒絶え間なく蓄積した、計り知れない量のサンカーラ(簡単に言うと「心に作ってしまった汚れ」ですかね)が、今では鉄のような固さで私の体の中にドッカリ存在していました。それが、ハッキリと分かりました。
そしてその、鉄の塊のようなサンカーラを溶かす術が、唯一「瞑想」だったのです。

「ヴィパッサナー」は、お釈迦様がご自分の解脱のために使った瞑想法です。
そして、実際にご自身がそれを皆に教えていました。お釈迦様が亡くなられた後、インドではそれは形を残さず失われてしまいましたが、ミャンマーにひっそりと残っていたのです。
今から約40年前に、ミャンマーでヴィパッサナーの指導者となったインド人のゴエンカ氏がインドに伝え、今では世界中に習得のためのセンターがあります。
興味のある方は、JVAのHPをご覧下さい。
http://www.jp.dhamma.org/index.php?L=12


瞑想がメンタル・アーマを溶かすんだろうと想像はしてたけど、どんな瞑想も、なんだか退屈になって続かなかった私
瞑想は、正しく行わなければ効果が出るものはなく(ただ目を閉じて座ってりゃいいってもんじゃない)、正しい瞑想法を習得するためには、このように10日間ほどかけて体得する―ということが必須のものなのでした。
そりゃ、自己流じゃ効果も出ないわけです。

心配してた4時起きは、全く問題なく初日からスキッと目覚められ、朝起きたと思ったら、もう寝る時間じゃん?!-と思う毎日。とても充実していたんですね。
神秘的な体験はゼロでしたが、気付きの多さ・深さは、今までのどんなメソッドよりも強力でした。内容が多過ぎるので、少しずつ書くことにします。

巷では、多くの人が苦悩から自由になるために、いろんな本を読んだり、セミナー行ったり、宗教を信仰したり。
世の中は、スピ系の「先生」みたいな人達や、さまざまなメソッドで溢れています。
でも、やっぱり お釈迦様はスゴイ!!
お釈迦様が見つけたヴィパッサナーの解脱法則は、美しい数式のようにシンプルでクリアーで、もう完璧!本当に、これこそが本物なのだと体感しました。

世界中のヴィパッサナー瞑想センターが、純粋に、生徒達の寄付だけで運営されていることにも驚きました
新しい生徒は、コースを終えた後でないと寄付もできません。
コース中、私達の食事の世話を始め、瞑想に集中できるように、あらゆる世話してくれるのは古い生徒さんのボランティアです。この奉仕の古い生徒さんは、一銭ももらわず、コースが終わると、自分達も寄付しています。奉仕をすることで自分達が得られる恩恵はまた計り知れないからだそうです。
これも、本物の証です。心を磨くことにお金がからんでくると、やはり最初の志は失われてしまうものですから。

もう寝る時間なので、今日はここまでですが、最後に昨日のエピソードを

千葉のセンターから自宅に戻るのに、私は八丁堀駅で降りました。改札出てからEVを探したら、EVがない!駅員さんに聞いたら、設置工事中でまだないとのこと。仕方なく、大きなスーツケースを持って、階段を「よっこらしょ」と2段上がった所で、「下、持ちましょうか?」と、いきなり爽やかに青年が登場。「え~~~?!助かります」と素直にお願いしました。彼はほとんど一人で運んでくれちゃって、ニッコリ笑って去って行きました。
なかなかないことです、これ。
ヴィパッサナー終えて、今こんな流れってな「お知らせ」でしたね