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Thu2015.08.27

遅延型フードアレルギー

急性のアレルギーのことは知っていても、後からじわじわ体を蝕む遅延型のフードアレルギーのことは気にしていない人も多いのでは?

私が最初に「そんなアレルギーもあるんだ」と遅延型フードアレルギーのことを知ったのは、25年ほど前にミラノで。
その頃連載させて頂いていたDomaniのミラノ情報で、ヨーロッパでは治療法としてポピュラーな「ホメオパシー」の取材をしました。その時に、私の体質を調べたドクターが「小麦のアレルギーがありますね」と仰ったんです。
それまで普通にパンもパスタも食べまくっていた私はビックリ  「いや。小麦食べて湿疹が出たり、気分悪くなったりしたことありませんけど」と言ったら、「そういう症状が出る急性のアレルギー以外に、慢性の疲労感や体調不良を起こさせる、遅く出るアレルギーがあるんです。あなたは小麦を消化しにくい体質ですから、なるべく小麦を取らないように」と言われました。
「いやいや、そんなことないでしょーと」と思いましたが、ちょっと気を付けて観察すると、朝パン、昼ピザ、夜パスターみたいに小麦食が続くと、お腹壊してた。それからは、小麦を止めないけど、続かないようにはしていました。その後、アーユルヴェーダを知って、「消化ができない物を食べると毒素になって体に蓄積する」と学んで、なるべく小麦を取らない努力をするようになりました。
また、小麦といっても「グルテン」が悪さをする場合が多いらしく、大豆もグルテンを多く含むので、今は更に「グルテン・フリー」の食材を選ぶようにしています。

でも、これって小麦だけでなく、私の場合はお豆も思い当たるし、ポテトなんかもアレルギーあるかも??
25年前のデータは手元にないので、パーフェクト・ヘルスを目指すべく、改めて遅延型フードアレルギーを調べてみることにしました。
この検査をしてくれる東京のクリニックは、現在人気爆発で予約半年待ちになっているので、自分で採血して調べる検査キットを取り寄せました。これ、Amazonでも売ってます。
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キットが到着して「よっしゃー、採血するぞ!」と思ったら、注意書きに「グルテンフリーの食事をしている人は数値が出ないか、低く出ることがあります」と書いてあるではありませんか
厳密にじゃないけどグルテンフリーやってる私は、「確かに。体にアレルゲン入れてなきゃ、検査したって出るわけないじゃん!」と気付いたのです。
(っていうか、取り寄せる前に気付けよ!ーでしたね)

なので、今は西式甲田療法はお休みして、普段食べない肉・魚・乳製品を摂っているんです・・・・・・・なんだか本末転倒??
だって、お肉だって年に何回か食べるし、お魚もたまに食べるし、基本的なところは知っておきたいじゃないですか~。
いや~もう、この2週間くらい、いっぱい小麦系食べたわ。昨晩は家族とフレンチに行ったので、生ハムもフォワグラもビーフも食べたし!(何でも食べる私に驚く家族!理由を話したら、やっぱり呆れてました
今日これから採血して、キットを検査機関に送りたいと思います。明日からインドなので、帰国する頃には結果が出ているかーと。

遅延型フードアレルギーで引っ掛かった食材は、半年間全く摂らなければ、疲労感とか頭の重さとか、見事にスッキリ取れるそうです。体重も減るみたい。
これって、アーユルヴェーダでいう「どんなに栄養価の高い食材でも、あなたが消化できない食品は、食べればそのまま毒素になる」ってことなので、明確に分かったら摂らないに越したことはないです。野菜や果物にも合わない物はあるし、小麦アレルギーの場合はパンやパスタだけでなく、お醤油やソース、その他相当いろんな物に入っているので、完璧に排除するのは大変ですが。

そんな理由もあって、食養生を休止していたのです。
この2週間、いろんな物を食べてみて、どれも美味しかったけど、じゃあまた食べたいか?ーというと、そうでもない。
今はもう、玄米と野菜があればーって感じです。消化の悪いものを食べると、やっぱり体疲れるしね。
結果が出たら、またお知らせしたいと思います。

そして、私は明日からインド出張です。
今回は北インドだけ。25年ぶりのムンバイと、いつも行ってるジャイプール。ジャイプールにあるジュエリーの良い物は買い尽くしてしまったので、インド最大の商業都市で一番オシャレなムンバイに宝探しに行って来ます。どうかステキな物がありますように!
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Wed2015.08.26

西式甲田療法2か月後

皆、興味ないと思うけど(爆!)、西式甲田療法の中間報告です。

まず、今は厳しい食事療法は休止中です。
スタートした6月10日から約1ヶ月は、相当厳しくやりました。なんせ、静岡に居る間は誰にも会わず、家族とのゴハンも食べず、ひたすら「青汁、玄米、豆腐」のみ。
お陰で上昇した体温は、今でも毎日最低36,5度あります。すばらし~~!
体重は3,5Kg減。体脂肪は4%ほど減。食事療法中止しても変わってませんよ。両方とも、この歳になって初めての低い数値。最初は痩せちゃうの心配だったけど、前より元気なので、ま、いっか~で、このまま。
お昼寝は、ちょっと食べ過ぎただけで、食後一気に眠くなるので「あ~、あれが余分だった」と分かります。今はまだ消化力が低いので、自分が消化できる分量って、思ってるより相当少ない。焦らず、少しづつ改善したいと思います。

なんで「こんなの、やってらんない。もうやーめた!」と思わないかというと、やっぱり、少食にして心身が軽いのは快感なんです!

あの少食実践中に「美味しいものを食べて得る快感より、未消化物を残さない適量な食事で得る心身の快感の方がずっとスゴイ!」と気付いた瞬間がありました
その時に、食に対する観念が思い切り変わりました。
私達、やっぱり相当洗脳されてると思います。「美味しい」と思う物も、「食べて幸せ~!」と思うことも・・・・・・・
この感覚を掴めたのが、今回の大きな収穫です。榎木孝明の「不食」も理解できる。
もちろん、社会生活も生きていくのに欠かせないことなので、「もう一生あれだけいい」とは思いませんけど、何もない日はあれで充分とも思います。

そして!西式甲田療法は、食養生だけではありません。体操、入浴法などいろいろあります。
体操は「1日3回」って指示だったけど、やったのは朝だけ。
それでも、な~んと!太腿の内側、膝上がキューっと締まったんですよ~! スゴくないですか?
私、内転筋が全然ついてなくて (でも、エクササイズでここに筋肉つけるのは大変) 、体は細いのに、太腿太くてバランス悪い体型だったんですが( 気がついてない人は、私に騙されてます。そりゃ体型カバーなスタイリングしますわ) 、今はレギンス履いても、スェットパンツも平気!!やった~~~!!
他に思い当たることがないので、多分、西式の「合掌合せき運動」(仰向けに寝て、胸の前で合掌、足をお尻に近づけるように曲げておき、上下に伸びたり縮んだりする運動) が効いたんだと思う。こんな嬉しいオマケがついてくるなんて、頑張ってやった甲斐があったわ~

西式甲田療法で、痩せちゃったし、肌がキレイになったと言われるので、「何やってるの?」と聞かれるたびに、いろいろ話してきましたが、その時に爪の半月を見せてもらうと、やっぱり皆ないのよね。親指だけの人ばかり。
自分の消化力を過信している人が多いと思います。体って繊細だけど、かなり賢く頑丈で、ちょっとやそっとのことでは病気にはなりませんが、長年酷使した後は、やっぱり故障が出て来ると思う。それも続々と。
いくら長生きしたって、元気でなきゃ意味がない!
今は食養生休んでますが、来月から再開したいと思ってます。自分の体がどこまで変わるか、すっごく興味があるんです。どこまで行けるか楽しみで仕方ない。
(周りの人達には「どこまで行っちゃうの~??」と言われてます)

さて、西式甲田療法のことを書いたブログに追記しましたが、もしも西式に興味があって、これからやってみたいーという方がいたら、お医者さんがやっている病院に相談することをオススメします。
私が知る限りでは、東京の渡辺医院、久留米の愛康内科医院があります。

本もいっぱい出ていますが、今のご自分の状態を、まず専門家に判断してもらうのが大事です。本に書いてある「生菜食」メニューは、ある程度の消化力がないと、かえって体調を崩します。ローフードにはまった人達で、生のものを消化する力がなく、結局体を壊してしまった人達も多いようです。
今は、西勝造先生から直に教えを受けた甲田先生のような医師達は亡くなっていますし、甲田医院でも「後継者はいません」とハッキリ宣言しています。
私はどこに相談したらいいか探している時に、たまたま日本食養協会を見つけただけなので、決して日本食養協会をオススメするわけではありません。自分の体のことを託すのですから、是非慎重に医者選びをして下さい。

Wed2015.08.19

眼は脳の一部!

今月頭に行った東京で、新しく眼鏡を作りました。遠近両用のメガネ。
それが今日届きました。
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作ってもらったのは、千葉県佐倉市にある「眼鏡のとよふく」という超有名な眼鏡屋さん。JR佐倉駅前です。
「とよふく」では5年前の白内障の手術後に、乱視用メガネと老眼鏡を作ってもらったのですが、裸眼でもそこそこ視えるし、フレームがすごく気に入っていたわけではないので、結局あまりかけず終いだったんです。高かったんですけどね~

「眼鏡のとよふく」さんは、「眼は脳の一部」という考え方の元に(実際そうなんですけど)、眼に負担をかけない、眼鏡をかけることで脳をリラックスさせて守るような、すごい眼鏡を作ります。
5年前は予約をして少し待てば、誰でも診てもらえたのですが( お医者さんじゃないんですけどね)、全国からお客が殺到してしまい、豊福さんお一人ではどうにもならなくなってしまったので、今は新規のお客様は取らず、今までのお客様のケアだけをしているそうです。現在は、豊福さん以外にも検眼できる人が何人かいますが、それも1ヶ月くらいは待つみたいで、豊福さんに検眼してもらう予約はなかなか取れなくなっています。
私はラッキーにも、今回も豊福さんに検眼して頂きました。

しかし!! 私があまり眼鏡をかけていないことを知ると、いつもは優しい豊福さん、かなり怒りました
「フレームがーとか言うなら、ウチで眼鏡作る必要ないです いいですか?脳にきたら終わりなんです。脳にきてしまったら、もうどんな眼鏡作ったってどうにもならないんです!」と。
「視えるから、眼鏡かけないんじゃないんです!視る時に一瞬一瞬脳に負担がかかっってるんです、眼鏡をかけないと。眼は脳に直結してるんですよ。脳梗塞や認知症になってしまったら、もう眼鏡では治らないんです」とも・・・・・・・・・

そうだった!確かに5年前にも「眼鏡をかけて視る方が疲れませんから、眼鏡はずっとかけて下さい」と言われてた。でも、速攻忘れてた!
っていうか、眼鏡かけないと、そんなに脳に負担がかかるってのを、すっかりスルーしてた。

「眼鏡のとよふく」さん、検眼が素晴らしいんですけど、フレームの持ち込みは一切出来ないので、お店にあるフレーム買わないといけないんですよ。いろいろフレームあることはあるんですが、なかなか気に入る物を見つけるのが難しい面もあって・・・・・
「眼鏡はオシャレの一部」だと思ってる我々には、このフレーム選びがネックなんです。いやいやもう「眼鏡は脳の一部」だね。

怒り心頭の豊福さんだったので、「私、眼鏡作ってもらえないかも・・・」と思いました。
が、反省している私を見て、豊福さん、検眼を始めてくれました。
そしたらね~、「あ~、いいですね 大分眼が素直になってます。いいです、そうです!」と、だんだんハイテンションになっていく豊福さんなのでした。

いや、良かったわ。眼の状態は5年前よりも大分いいようです。視るために力が入って緊張するのが少なくなっている模様。ということは、脳への負担も減っているかな?
遠近両用メガネは、今までいくつかZoffとかで作ったけど、フレームは気に入っていたものの、かけると見え方変だし、眼も疲れてしまうので、結局全然かけてなかった。
今回「とよふく」で作ってもらった眼鏡は、見え方が全く違います!ホントにビックリ!これならかけっぱなしに出来ます。

脳の状態で眼は変わるので、私のような頭を良く使う人(豊福さん曰くーですよ)は2年に一回くらいは検眼して、その時の状態に合った眼鏡を作ることが大事だそうです。実際「とよふく」で作った眼鏡をかけていると、近眼や、他の病気が治ったりもする例も多いらしい。だから、全国からお客様が殺到するんです。

Zoffみたいな安い眼鏡屋さんも増えて、フレームも可愛いんだけど、度を入れる眼鏡は、やはり検眼の専門家がいる店で作ってもらう方がいいですね。豊福さんでなくても、安い眼鏡屋の検眼とは全然違います。
私が「眼鏡のとよふく」の話を、家で横森さんにしたら「ヤバイ!私も眼鏡作り直ししないと!」と学芸大学の「メガネのベルカ」に走って行きました。
「とよふく」は無理でも、「ベルカ」もかなりいい眼鏡屋さんです。私も昔いくつか作ってもらいましたが、検眼がとても上手で、疲れない眼鏡を作ってくれます。学芸大学だから、佐倉より近いし!

佐倉の「とよふく」を教えてくれたのは、アーユルヴェーダ・ツアーに来てくれたMさんでした。改めて、ありがとう!
拍手コメント頂いていたのですが、アナログな私は、ついこの間やっとコメントに気が付いたという間抜けっぷり ゴメンなさい。Mさん電話番号変わったみたいで連絡できなかったので、拍手の方ではなく、コメント欄に頂けたら嬉しいです。

他にも、拍手コメント頂いていた名古屋のKさん
いっぱいコメント頂いていたのに、今まで気付かず、本当に失礼しました この場を借りてお詫びさせて頂きます。(もうブログ読んで頂いてないかもしれない・・・・)
拍手コメントだとすぐには気付けないので、コメントは「コメント」欄に頂けると嬉しいです。非公開でもOKですので、よろしくお願いします。

Mon2015.08.17

西式合宿 IN熊本

西式合宿の最終日は、阿蘇のTAOリトリートから熊本に移って、更に2つの講義を受けました。
車での移動でしたが、途中でこんな光景が!
阿蘇山です
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阿蘇山は1年中ほぼ霞がかかっていて、年に何日しかこんなにクッキリ姿を現すことはないそうです。私達の日頃の行いの良さだわ~

九州は大地にエネルギーがあります。
あ~、次回はただ観光と温泉のためだけに来たい!

熊本市内に着いてから、講義が始まるまでに大分時間があったので、オーガニックのショップPureryに連れて行ってもらいました。
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130年前の建物を活かしたステキなショップです。

無農薬の野菜やオーガニック食材のほか、洋服や靴やファッション雑貨、住に関する諸々も置く、とても大きなショップです。しかも、何もかもがオシャレ!!
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さすが熊本!ーというのも、ファッション業界では熊本の感度の高さは昔から有名で、サンローランの日本上陸は東京の次は熊本の某セレクトショップだったとか。熊本出身の人はオシャレな人が多いんですよ~。

地下にはカフェとレストランがありました。建物の裏側は川が流れていて、まさにここが昔から栄えていた熊本の中心だそうです。
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オーナーの反後人美さんに案内してもらいましたが、丹後さんもすごく素敵な方でした。さすが熊本(また言う!)

熊本での講義は、久留米からいらした愛康内科医院の院長・石井先生のお話から
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石井先生ご自身が、虚弱体質を西式健康法で治した方で、西医学実践のために、ご自分が医者となって入院ができる病院を久留米に開業なさったそうです。
愛康医院での症例を紹介しながら、いろいろなケースについてお話しして下さいました。

そんな病院があるなんて知らなかったわ~! 西式甲田療法って、甲田先生亡き後は、入り口がものすごく分かりにくくなっています。こんな病院があるって知ってたら、博多の村津歯科に来るついでに行けたじゃん?最初から愛康内科に行けば良かったと思ってしまいましたよ。

質疑応答の時間に、「私はスイマグをほんの少量飲んだだけで下痢してしまうんですが、ものすごく胃腸が弱いってことでしょうか?」と聞いてみました。
石井先生は「そうですね。皮膚の状態は腸の粘膜と同じことですから、温冷浴を一生懸命なさると、腸も強くなりますよ」と答えてくれました。そうそう、西式は食養だけではない。温冷浴は素晴らしいから続けます。

そして、石井先生のレクチャーの次は、小倉充倭子(おぐらみわこ)さんの「食と子育て」という講義でした。
実は「私には子育ては関係ないから、さっさと博多に戻ろうかな~」と思っていたのですが、小倉先生のお話、メチャクチャ良かったんです

小倉充倭子さんは、こんな本を書いています。
「天才とキンピラゴボウの作り方」( 三五館)
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3人の息子達を、ひたすら褒めて褒めて、勉強させずにひたすら遊ばせて、3人共天才に育てちゃったという小倉充倭子さん。いやもう、スゴイ人です。
この方も虚弱体質を玄米菜食で治した方で、マクロビについては、なんと桜沢リマ先生に直に習ったという
しかも、オシャレなんです(ここ大事)。
お話にどんどん引き込まれて、1時間半あっという間でした。
しかも、お話が終わったら、なんと私、子供産みたくなっちゃった!(もちろん今更産めないのは分かっていますが、その事実を一瞬忘れた!) 子供産みたくなったのなんて、人生で初めてでした。

小倉先生、「この後、お茶でもしましょう」と皆を誘って下さったので、6人くらいでお茶に行きました。皆「まだまだ先生のお話聞きたい!!」と帰れません。
小倉先生が「私は純米酒が大好きなんです」と仰っていたので、お茶の後は熊本駅前のニューオータニに場所を移してお酒を飲みました。普通、マクロビやってる人とかお酒呑まないけど、先生はしょっちゅう呑んでるそうです。
「皆ができることなのよ。信じて最後までやり通せば、叶わないことなんてないの。皆、途中で止めちゃうからできないだけ」と仰った小倉先生。何でも出来ちゃいそうな気がします!

その後、私は、博多に帰る新幹線も小倉先生と一緒だったので、またもや車中で話は盛り上がり、「今回、九州に来たのは、このためだったのか」と納得の出会いだったのでした。
小倉先生はご自身の情報をネットに一切公開しないそうです。「ネットでは何のコミュニケーションにもならない。会うのが『縁』。ネットには縁はない」と言い切っていました。私が、どうにもこうにもFacebookをやる気になれないのが、それなんです。ホントにあれってコミュニケーションだと思えない。
なので、ここにはお写真などは載せません。
講演には、呼ばれたら行くそうですが、ネットでの告知など一切せず、主催者が集めた人達だけのためにやるそうです。

博多駅でも名残惜しくて、しばし立ち話。再会を約束して先生とお別れしました。
ハイヒールを履いたシャーマンは九州にも居ました!

Fri2015.08.14

西式合宿 at TAOリトリート

東京から一気に九州に飛び、6日~8日までは阿蘇で日本食養協会の健康合宿がありました。これは今私が実践中の西式甲田療法の合宿。
6月10日から結構厳しい食事療法を始めて、1週間ほどで体温上昇を実感し、睡眠の質も良くなったし、運動や平床で寝ることで腰の状態もすごく良くなりました。

結果はいいこと尽くしなんだけど、食事があまりに厳しくて、完璧に守るためには世捨て人になるしかない 社会生活 (どころか、家庭生活も!) が成り立たなくなるので、ほとんどの人が1ヶ月も経たない内に挫折するらしい。全く納得です。
私は、最初の1ヶ月は、静岡に居る間は誰とも会わずに完璧にやり、東京に行った時にも友人達に協力してもらって90%くらいは実践しました。だからこその結果ですが、さすがに2ヶ月目からは東京滞在中はお休みすることに。
いや~、正直、今現在難病に苦しんでいるわけではないので、100%ストイックにはやってられません。そして、これが甲田療法の欠点でもあります

合宿は熊本県黒川温泉の近くの高原にある「TAOリトリート」というセミナーハウスで行われました。
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毎日35℃の東京を離れて、涼しい風が吹く阿蘇滞在には癒されました 大人の夏休みって感じ。

2泊3日の合宿中、1時間半の講義が7つありました。
TAOリトリートの代表・波多野武さんのエコライフ・レクチャー
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農薬や化学肥料を使わない農業を推進するTAO塾も主宰しています。
「ウチは原発推進派です」という冗談の理由はこれ!
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「原始力」要するに、TAOリトリートの電気は太陽光・風力といった自然のものから作られています。広大な敷地内では、いろいろな野菜が作られ、自給自足のマクロビ料理が出されます。玄米の美味しい炊き方などの講習もありました。
テラスのカフェ・スペース
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ハンモックなんかもあったけど、忙しくてノンビリする時間はなかったわ~。

夕方は西式の温冷浴のために、毎日、水風呂完備の温泉に。
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お湯は硫黄泉でいいお湯だったけど、せっかくだから黒川温泉にも行きたかったな~。

西式甲田療法の合宿なので、今回はマクロビ料理ではなく、朝は青汁とリンゴ一切れ
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夜は青泥( 緑の野菜だけのスムージー)と玄米ゴハンにお豆腐です。
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私が毎日やってる食事法。は~、さすがに飽きた

合宿主催者の宮島裕美さんによる生菜食料理デモンストレーション
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水に浸しておいた生の玄米をミキサーでクリーム状にして、野菜や果物、カレー粉などを入れて更に撹拌。RAWなカレーの出来上がり。野菜スティックをカレーディップにつけて食べます。
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これが2日目のランチ。これだけです。あくまで少食。カレーディップには生の玄米がいっぱい入っているので、ちゃんと噛まないと消化に悪いんだけど、やっぱり炊いた玄米ほどには何度も噛めないから、若干消化不良になり、合宿中はずっと便秘でした。

TAOリトリートの裏の川にも行ってみました。
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大昔に阿蘇山が大噴火した時に流れた溶岩が固まった川底はなめらかで、足首までの深さだったので、どこまでも歩いて行けます。気持ち良かった~!

学ぶための合宿だったので、朝から晩まで忙しく、西式甲田療法については更に深く学べましたが、「よっしゃー、これからもっと頑張るぞー!」とは思わなかった。たった2ヶ月しかやってないけど、「もう十分」と思ってしまったのよ、私。やはり世捨て人にはなれなかった。
これからは、家では続けて胃腸を回復させるための「青汁・玄米・お豆腐」のセットを基本にバリエーションをつけるようにし、外では気を付けつつも、普通に食事を楽しむようにしたいと思います。

久々に日本での夏休み。小学生に戻った気分で新鮮でした

Sun2015.08.09

久し振りの脈診by蓮村先生

今週は月曜から東京に。
久し振りに青山のマハリシ・アーユルヴェーダ・クリニックに行って来ました。
蓮村先生に診て頂くのは、1年7ヶ月ぶり。さあ、甲田療法実施中の私、蓮村先生は何を読み取ってくれるでしょうか?

さっくり近況の話をして、脈診に入った蓮村先生は「おっ!オージャス増えてるじゃん!」と。
「オージャス」というのはアーユルヴェーダ用語で生命力の素となるようなもの。これが多い人は健康であることはもちろん、豊かで幸せな毎日を送ることが出来ると言われます。

私、今まで蓮村先生には「面白い人だね〜」と言われる以外は結構ボコボコだったので、褒められたのは初めてかも。いや〜、嬉しいわ。実際、この2ヶ月、体の変化と調子の良さは自覚あったから、今回はアーユルヴェーダ的にも良い状態とは思っていました。

でも、西式甲田療法の食事はアーユルヴェーダとは対極の食事法なので、食事の内容をバラしたら、「それはダメ!」って言われるに決まってる。でもさ〜、実際、結果出してるんだからコワイものはない!ーということで、私の変化に興味津々な蓮村先生には食事のこと話しました。

そしたら「ダメ」とは言わなかったけど、「あ〜〜、それでカパがちょっと増えてるんだな〜」と言ってました。カパ(重く冷える性質)が増えたのは、お豆腐の常食が原因だそうです。
お豆腐は体を冷やすし、消化があまりよろしくないそうで(アーユルヴェーダ的にはね)。体もちょっと冷えてると言われたけど、それは温かいものは玄米ゴハンだけで、あとは体が冷えるものばかりなので仕方ない。分かった上でやってます。
「オージャスは増えてるから、まあ変えなくてもいいけど、朝はできればさ〜、お味噌汁とかにしたら?」というご提案。
食べているものの内容は置いといて、やはり自分が楽に消化できる量(少食) にしたのが、オージャスが増えた大きな要因かと思います。

私は、本来ピッタ (火の性質=消化力)が一番強いはずなのに、まだピッタが低いままなので、ピッタを上げる方法を具体的に聞いてきました。
たとえば、ニンジンはピッタを上げるし、オイル分を取らないとピッタは上がらないそうです。そうか〜、ここ2ヶ月、ほぼ食べてないもんね。
消化力UPについては、5種類くらいのスパイスをある配合でミックスしたものを調理に使う方法を教えてもらいました。

体の調子を観察しながら、アーユルヴェーダの方法も併用してみようと思います。とにかく、オージャスが増えてるなんて、嬉しい!!頑張った甲斐がありました。
たまにはこうして客観的に体を観てもらうと、確認もできるし、新たな発見もあるし、やはり欠かせません。蓮村先生も信頼できる人の一人なので、これからも蓮村先生には定期的に診てもらおうと思います。

Sun2015.08.02

ハイヒールを履いたシャーマン

楽しかった西日本旅、旅のお供はこの本でした。
「ハイヒールを履いたシャーマン」アンナ・ハント
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旅に出る前に、座禅断食の野口法蔵さんの本を買いに行ったんですが、静岡で一番大きい書店にはたった1冊しかなくて、私が読みたかった本はなし。こういうところは田舎なんですわ〜。特にスピ系の本は少ない。

東京の書店では、今やスピ系コーナーは拡大の一途だけど、まあ都会には病んでる人、悩みを抱える人が多いってことね。
東京の人はニューヨーカー、田舎の人はイタリア人。イタリアってローマもミラノも結局田舎だから、国全体が「大いなる田舎」。皆、美味しいもの食べて楽しく暮らしてる。刺激はないけどね。
まあ、どっちがいいかは好みってことで・・・・・・・

私はたまには刺激が欲しいんです。長らく刺激たっぷりのファッション業界、マスコミ界に足を踏み入れていたこともあり、程良い刺激はたまに欲しい。というか、刺激を求めて、そういう業界に入ったワケだし。
私にとっての「刺激」って何か?ーというと「人」です。

そして、この「ハイヒールを履いたシャーマン」のアンナ・ハントは、まさに刺激漬けのロンドンでセレブ取材なんかをしていた完全な刺激中毒の都会人。
大好きなお茶が「ラプサン・スーチョン」だったり、出て来る固有名詞が慣れ親しんだものばかり。タイトルと表紙がスピ系にはない仕様なのも気に入って買ったのでした。

内容は、表面的なことにばかり気を取られて自分を見失っていたアンナが、ある日決心して休暇を取ってペルーに行き、そこでシャーマンのマキシモに出会い、自分もシャーマンになるための修行をするという話。まあ、よくある話です( よくはないか??)。

アンナはシャーマン修行を終えてロンドンに戻ったら、セレブ取材の仕事はやめて、別の分野のライターをしながら、ニーズがあればセッションやワークショップをするーという生活。
金持ちでイケメンだけど、鼻持ちならない彼とは別れたけど、他の友人達とは前と変わらず付き合ってます。
相変わらず、ハイヒールも履くし、オシャレもするし、シャンパンも飲む!!
そうでなくっちゃ!ーです。

東京に居た時、数々のスピ系ワークショップに行き、それが高じてインドのディクシャギバー・コースなんかにも参加したけど、結局その時知り合った人達とは、先生含めてほぼ付き合いがない。なんでかっていうと、やっぱりカルチャーが違ったんです。
表面的な文化(何を好んで食べるか、着るか、振る舞うか)ということにも、あまり共通点がなかったけど、それよりも大きいのは、スピ系の皆さん、コミュニケーション能力が低い人が多かったんです。

人は皆それそれ違うから、コミュニケーションを取ることで理解し合うはずなのに、自分のことを理解してもらおうとする熱意もないし(「私のことなんか興味ないでしょ?」っていう自己卑下?) 、人を理解しようとする好奇心もない。そんなんだったら、人とコミュニケーション取れずに行き詰まって、職場や家で悩みを抱えるのは当たり前。
それで苦悩して、スピ系に来るんだけど、「何とかしてもらおう」って気持ちが強くて他力本願だから、「変わりたい」と言うくせに、自分は変わらないから、問題も解決せずにますます堕ちていくーみたいな悪循環に。
結局、自立してないから、自分の意見がないし、自分の意見がない人とは話しても面白くないから、付き合えなくなってしまう。
もちろん、すべてのスピな人々とは言いませんが、こういう人多かったです。

オシャレすることは自己表現だし、私はひとつのコミュニケーションの形だと思う。
だから自己卑下の人はしないんだよね。「私なんか何着ても似合わないし」みたいな?まず、鏡に映った自分をちゃんと観ることから始まるから、鏡に映ったありのままの自分を観ることが出来なかったら、オシャレどころじゃない。
私が一番最初に通ったヒーリングでは「鏡のワーク」ってのがありました。私はそれ受けていないんだけど、後から行った友人達 (私の話を聞いた人が続々そのヒーリングを受けました)が、「鏡で自分を観るだけなんだけど、すっごい苦手。ホントにやだ!」って言ってました。この人達、決して自己卑下強くないエディターやスタイリストの方達。そんな人達でも鏡に映る自分を直視するのは難しいんです。
オシャレは「見た目を取り繕う」と言われてしまって、中身のない人がすることのように言われることもあるけど、老人ホームに入って廃人みたいになっちゃったお婆さんが、メイクすることで女性である楽しさを思い出したり、オシャレした自分がちょっと綺麗に見えたら、「外に出よう、行動しよう」と社交性を取り戻したり、外側を作ることで内側が変わることも実際あるんです。

著者のアンナも言ってるけど、SATCのキャリーみたいな人でスピ系っていう人はほぼ居ない。でも、この本の中に出て来るシャーマンのマキシモなんて、ちゃんと儲かってるからオシャレもしてるし、なんせカッコいい。意識高い人は、持ち前のルックス関係なく、トータルでカッコいいと思わせる何かがある。人は外見に、その人が全部出ると思う、私は。
そして、本の中にはカッコばかりギラギラの自称シャーマンも出て来たけど、そういうのは怪しさが全面に出ちゃうから、偽物だってすぐバレるし、本物はどんなカッコしてようが清々しさがあるものです。
スピ系だからって、お金に無縁だとか、オシャレしないとかないから。

と、常日頃、スピ系に対して腑に落ちないことが多々あったけど、こういうシャーマンの在り方でいいんだーと再確認させてくれた本でした。
著者のアンナは「悟った」みたいなことは一切書いていません。「悟る」って言葉も簡単に使うもんじゃないよね。まだ「自分を探す旅の途中」って感じ。
ペルーではスピリチュアルなワークに、ハーブを使って変性意識状態にすることがあるようで、それには興味津々!南米まで行かないとできないので、すぐにはないけどね(笑)。